10/11(金)~14(月祝)の4日間、川崎競輪場にて開催される
全国都市緑化かわさきフェア開催
~川崎市制100周年記念~
第10回大阪・関西万博協賛競輪G3
シリーズ総展望
寛仁親王牌直前の開催ながら、主力にはGI戦の常連選手が多く、厳しいV争いが期待される。それでも本命は文句なしで地元の和田真久留だろう。高松宮記念杯の準Vなど今年はコンスタントに結果を出していて8月が終わった時点での賞金ランキングは14位。今後も順当に賞金を積み上げていけば競輪祭でグランプリ出場を懸けた賞金争いにも加わっていける。今年のGI覇者である郡司浩平や北井佑季ら南関東地区の自力型が強力過ぎて番手を回る選手のイメージが強いが、自力勝負でもトップクラスの実力者なのは自分が主役のFI戦などでは存分に見せ付けている。今シリーズは南関同士で同乗した場合に前を任せられそうな選手は齋木翔多くらいなので、狙いすましての快速まくり、カマシの脚を残すが、現在の戦法から和田のガード役に回ると見た方が自然か。松井宏佑、岩本俊介を差して1着を取っているだけに、ここも和田と好勝負だ。
藤井侑吾、山田諒の機動型に、追い込みにも坂口晃輔、山口富生ら層の厚い中部勢が強敵だ。軸になる藤井は8月富山記念でもケタ違いの先行パワーを披露した。圧巻だったのは二次予選で、打鐘前からカマして、森田優弥、吉澤純平らの関東勢に8車身差を付ける大勝。自信を持って長い距離を踏んで勝負できるのは上位では藤井くらいだし、掛かってしまえば別線を寄せ付けないことも。練習中の落車、大怪我から復活した坂口が藤井に食い下がるか。
好人材がそろっている点では関東勢も全く負けていない。徹底先行で売り出す山口多聞や当所GIIIで優勝歴がある山岸佳太が先導役を務め、追い込み陣にも司令塔役の諸橋愛をはじめ、仕事確かな横山尚則、佐藤礼文の茨城コンビや、タテ脚切れる恩田淳平らと役者がずらり。ダービーで決勝に乗っている諸橋が最終的に抜け出すシーンはあっていいだろう。
北都留翼、坂本健太郎の福岡勢やランクアップ中の山口敦也を擁する九州勢も怖い。最近は若手機動型の番手も増えた北都留だが、タテ攻撃の破壊力は衰えていない。的確なタイミングで踏み出してスピードに乗ってしまえば強敵をまとめて飲み込んでしまおう。その場合は差し脚快調な坂本、山口の2人のV争いに加わる。
高久保雄介、中井太祐の近畿勢も曲者ぶりを発揮してきそうだし、まくり脚健在な大川龍二も混戦では出番ありそう。
川崎競輪
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