総展望&水面特性
峰・毒島・池田の3強に対して
地元勢がタイトルを守れるか!?SG実績に丸亀実績を加味すれば、3強と評価できるのが峰竜太(佐賀)、毒島誠(群馬)、池田浩二(愛知)だ。この3者に共通するのはいずれもSG初Vが当時と好相性を誇っている。
ボート界屈指の実力と人気を兼ね備えている峰は当地で17年にオーシャンC、そして68周年記念も制している。8月のメモリアルで行われた公開勝利者インタビューでも不動の“1番人気”だった。
毒島はメモリアルこそ予選落ちに終わったが、当地はSGV2と相性抜群。今年はクラシックを制して賞金ランクも現在2位と高いレベルで安定している。池田も当地はSGV2。8月メモリアルできっちり優出し、丸亀巧者として存在感をアピールした。
地元の牙城を守るべく気合満点で臨むのが片岡雅裕(香川)と森高一真(香川)の両者だ。片岡はメモリアルでも優出し、地元エースとして奮闘した。森高もメモリアル準優で1号艇の峰からインを奪取し見せ場を作った。両者は9月末の時点で賞金ランク20位前後。グランプリ出場へ向け、ボーダー上に位置しており、ここは地元で勝負駆けの思いも強い。また、賞金面で見ればすでに上位にいる菊地孝平(静岡)や平本真之(愛知)の安定感も光る。
歴代の当地周年覇者に名を連ねる濱野谷憲吾(東京)、新田雄史(三重)、永井彪也(東京)、中田竜太(埼玉)らもV候補の一角。若手ではYダービーV2を決めた関浩哉(群馬)を筆頭に当地巧者の吉田裕平(愛知)や宮之原輝紀(東京)の奮闘にも期待は高まる。
干潮時はスピード戦の応酬で、センター捲りが決まる!
瀬戸内海に面した海水場で2Mの後方から潮の出入りがある。潮の影響を受けやすく、今節も参戦する香川支部支部長・中田元泰は「満潮時は乗りにくくて、乗り慣れているメンバーが有利ですね。それとスタートは特に追い潮の時が難しい」と説明する。干潮時にはスピード戦の応酬になり、センター勢の捲りも決まりやすくなる。今年1年間の1コース1着率は全国平均の54.8%に対し、56.5%。2~5コースのコース別成績も全国平均に近く、決まり手は一般的なレース場と見て良い。
白鳥幹太●『スポーツニッポン』
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