総展望
グランプリ選考最後のGI。
最大の見所は地元エース・吉川のGP出場勝負駆け!正門や館内がリニューアルされた尼崎ボートで「GIダイヤモンドカップ」が開催。キモは賞金バトル。年末のSGグランプリに向けて、賞金アップを狙う選手は目の色を変えてくる。
地元エースの吉川元浩(兵庫)は、まさにベスト18のボーダー付近。6月SGグラチャンでは、まさかの予選落ち。お盆レースで優出(3着)。今回は全ての憂さを晴らす。慣れた地元の調整でいち早く仕上げてシリーズをけん引し、グランプリ出場圏内に食い込みたい。
2日間で行われるドリーム組がV争いを演じる。馬場貴也(滋賀)、茅原悠紀(岡山)、土屋智則(群馬)、定松勇樹(佐賀)と今年のSG覇者が続々と登場。特に6月のグラチャンを制した土屋はベスト6を狙う。馬場、茅原は持ち味の豪快なターンを武器に序盤からペースをつかみたい。シンデレラボーイの定松は7月のルーキーシリーズで貫禄のV。フレッシュあふれるレースに期待する。松井繁(大阪)、石野貴之(大阪)の大阪コンビが虎視眈々。井口佳典(三重)は9月一般戦(優出3着)を走っていて、下調べはできている。
迎え撃つ地元勢は、“ミスターセンタープール”の魚谷智之(兵庫)。8月のオール兵庫を制した吉田俊彦(兵庫)、速攻力に定評がある稲田浩二(兵庫)、藤岡俊介(兵庫)が台頭。伏兵として調整力に定評がある和田拓也(兵庫)を猛プッシュしたい。
秋から冬にかけて、風は一定しないが、日によって気温差が激しい。イン天国も崩れるなら追い風水面の差しハンドル。出足がないイン選手の時は、2~5コースまでの突き抜けが波乱の目となる。
GIダイヤモンドカップ選手賞金
北條 直治●[日刊スポ―ツ西日本]
区分 1着 2着 3着 4着 5着 6着 優勝戦 11,000 4,900 3,500 2,400 2,000 1,700 特別選抜戦 1,140 770 560 440 400 370 準優勝戦 360 270 220 180 155 130 ドリーム戦 360 270 220 180 155 130 予選/一般戦 185 153 122 98 88 78 (単位:千円)
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