8/24(土)~27(火)の4日間、小田原競輪場にて開催される
大阪・関西万博協賛
小田原競輪開設75周年記念
G3北条早雲杯争奪戦
レース展望
6大会連続で南関から優勝者が出ている大会。郡司浩平、北井佑季の今年のGI覇者に、賞金でグランプリを狙える位置に付けている和田真久留、松井宏佑と地元のトップスターが集まるだけに、直前の平塚オールスターでの高いテンションそのままに、別地区の強豪をまたも退ける可能性はかなり高そうだ。本命には北井を推す。郡司、和田、松井と異なり当所記念ではまだ実績らしい実績を残していないが、以前とは立場が違う。番手を回ってGⅠ初制覇を遂げたことで逆にラインの先頭で戦う気持ちは一層強くなったのでレースに迷いはない。手厚い掩護で押し切りを目指すだけだ。そろって勝ち上がった場合は松井が番手を回るのでは。松井も先導役として戦ってきていて、レースに対する姿勢や実力は誰もが認めるところ。チャンスが巡れば逃さない。地元エースの郡司はこの大会で4Vの実績を誇る。番手を回る機会が増えて競られる場面も出てきたが、乗り越えていかなくてはいけない試練なのは本人も自覚している。自力でもラインを固めるレースでも与えられた場所で最善を尽くすだけ。それは和田も同様だ。
地元勢を力でねじ伏せられるとすれば脇本雄太しかいない。高松宮記念杯では準決で犬伏湧也の3番手まくりを合わせ切っての逃げ切り、6月取手記念の準決もバンクレコードタイ記録となる上がり10秒7の快速まくりを決めて圧勝と万全ではないにせよ戦える脚に戻ってきている。郡司の突っ張り先行の前に不発に終わった高松宮記念杯決勝のリベンジとも言える一戦。同じ轍は踏まないか。
ウィナーズカップでの落車の影響を長く引きずる松浦悠士だが、ここまでには自信を持って自力で勝負できる脚も戻っているだろうし、後半戦は巻き返し必至だ。エンジンが掛かってくれば、展開に応じてタテヨコ俊敏に対応していける持ち味を発揮しよう。昨年のグランプリ王者である松浦の走りからは目が離せない。
勢いある関東勢からは小林泰正が参戦する。GIを連続優参、6月前橋記念を完全優勝してグランプリ出場もはっきりと視界に入ってきた。タテ攻撃に一段と威力を増したのが快進撃の要因だが、強力機動型がそろう地元勢に正攻法で対するのは厳しい。松浦と同じく総力戦で挑む。
浅井康太や佐藤慎太郎は、脇本の番手主張を含めて選択肢は色々とありそう。実績は申し分ない2人。出方次第で浮上は十分だ。
●小田原競輪
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