3/14(木)~3/17(日)の4日間。伊東温泉けいりんにて開催される
令和6年 能登半島地震 復興支援競輪
大阪・関西万博協賛・花と海といで湯賞G3
レース総評
戦力接近‼エースの活躍がVパスポート
桜シーズンの伊豆半島、3月14日~17日の4日間は伊東温泉けいりんで令和6年能登半島地震復興支援競輪「花と海といで湯賞GIIIナイター」が開催。S班選手は不在でも、全国から参戦の強豪によるギリギリのV争いかは見所満載!
各地区のエース選手の奮戦が鍵を握るV争い。戦力の大きさでは南関と関東がやや優勢。南関の鍵を握るのは岩本俊介。スピードを生かしたカマシ・捲りは威力抜群だが、今シリーズは同県のパワー先行根田空史をはじめ、地元の道場晃規ら機動型が豊富。番手戦なら車間を空け、別線が接近なら自ら踏み出し二段駆けも可能。後ろで援護は地元岡村潤。直線に入れば突き抜け狙い渾身差し。
関東のエースは吉田拓矢。今年は4日制の平塚FIから始動したが、前へ前への競走で番手守澤太志(秋田96期)の追撃振り切りVスタート。先行からヨコのさばきまでワイドに攻めるが、どの戦法もトップレベル。サポート役には雨谷一樹、神山拓弥、高橋築がそろい、手厚い援護であと押し。若手には山田雄大。先行力に加えて器用な立ち回りもこなせるタイプで、前で先導するなら吉田にとっては頼もしい援軍。
九州のエース井上昌己。昨年12月の地元佐世保記念1112から急上昇。今年に入ってもその勢いは止まらず、1月は大宮記念、いわき平記念ともに決勝進出。戦法の幅を広げて上昇中の同県佐藤幸治の動きに乗るか、西日本連係で直線突き抜けを狙う。中四国地区の中心には小川真太郎。将来のスター候補が力をつけて来ている地区だが、自分で地力勝負が基本スタイル。ラインの先頭で戦うなら、適性距離のカマシか好位からの捲りでGIII初制覇(2/7現在)に挑む。タテ脚に磨きをかけた大川龍二もGIII初Vへ争覇圏内。目標をつかめば追込型として、自分でやるならロングスパートも含めて自力で戦う。ラインの援護を引き受ける池田良は直線に入ればVコース探り突っこむ。一発狙うのは原田研太朗。前団が消耗した時には自分のタイミングで捲り一閃。
エースを務めるのは誰だ!
実力が拮抗した選手が多い地区もある。シリーズの仕上がり次第で誰がエースを務めても不思議ではない地区だ。北日本はシャープな差し脚を誇る佐々木雄一。差し脚に加えて自分で動く競走もある佐藤友和。実績面では両者が軸になりそうだが、安定感を増した機動型の酒井雄多もエースとしてラインをけん引するかもしれない。
中部近畿も若手機動型が豊富でエース候補は多い。中部から谷口遼平。ダッシュ力とスピードを生かしたカマシ・捲りは威力十分。今年に入り勝率アップも底上げに成功している証拠。川口聖二も候補のひとり。タテの攻撃力に加えヨコのさばきと展開に対する対応力は高く、後手を踏まない競走は333走路に向く。新勢力では真鍋顕汰に注目。すでにFIクラスなら予選では本命を背負う活躍。スピード・スタミナ共に能力は高く、初のGIIIでどこまで通用するか楽しみ。近畿からも積極型が参戦。兄貴格の小森貴大、偉大な兄(雄太94期)の背を追いかける脇本勇希、昨年12月当所開催のレインボーカップA級ファイナルを勝ってS級昇級の張野幸聖も上位陣の胸を借りる。そして道中は守備を固めつつ、直線抜け出しを狙うのは村田雅一。目標に恵まれそうで展開を生かせるか。
GIRLS KEIRIN
4日間の激戦!鈴木美教の総力戦調子を戻した鈴木美教がホームバンクで躍動。勝機逃さず先行・捲りで地元Vに挑戦。立ちふさがるレース巧者の小林莉子、シャープな機動力で迫る日野未来、積極性が武器の石井貴子(東京104期)。勝負どころで先に仕掛けるか、好位に陣取りV機に動くか強敵そろう。鈴木奈央、吉村早耶香も地元Vを狙い総力を挙げる。鈴木奈央は流れ次第で長短どちらの仕掛けも用意。吉村は勝機反応のタテ攻撃。一撃に備えて脚を温存した時の細田愛未、當銘直美も差し・捲りのキレ味は鋭い。
伊東温泉けいりん
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