4/26(金)~4/28(日)の3日間、久留米競輪場にて開催される
令和6年能登半島地震復興支援競輪
第2回オールガールズクラシックGI
レース展望
エース児玉碧衣が地元GⅠを制覇
●児玉碧衣(福岡/108期)
ガールズGⅠ体系も整い、24年のグランプリ出場権を争う戦いがここから始まる。久留米ホームの選手は5人出場するが、中でも児玉碧衣選手は絶対エースとしてV候補筆頭に推される。グランプリでの激闘の反動もなく、1月は3場所走ってオール1着と24年も好スタートを切った児玉。しかも破った相手も小林莉子、坂口楓華、吉川美穂、石井寛子らと一線級ばかりだ。2月は病欠したが、ここには計画通りピークに仕上げて臨めるだろう。パリ五輪が終わって戻ってくるナショナルチームの選手とはグランプリ出場権を獲得済みの状態で戦いたいし、何よりも児玉は自分が大会を盛り上げなければという思いが強い。 GⅠという明確な目標ができてレベルアップ著しいライバル達を、異次元のスピードを誇る自力攻撃でまとめて一蹴する。●坂口楓華(愛知/112期)
児玉との差を急速に縮めているのが坂口だ。今年は6場所走った時点で17勝、3着1回という圧巻の戦績で、成績もさることながら、男子選手並みの上がりタイムで後続を千切るレースが続いているのは1番の強調材料になる。ビッグレースでの経験値も増し、いつ児玉超えを果たしても不思議ない。●久米詩(静岡/116期)
昨年は久米詩にとっても飛躍の一年となった。コレクション、フェスティバルを制し、GⅠもパールカップで準V、オールガールズは決勝3着。卓越したセンスを生かした積極的な自力攻撃で、坂口とともにガールズ新時代の旗頭となった。ここでGⅠ初制覇はなるか。●石井寛子(東京/104期)●吉川美穂(和歌山/120期)●柳原真緒(福井/114期)
昨年の新人王・吉川もビッグレースでは俄然怖さを増す。フェスティバル、オールガールズと準V2回。初のグランプリ出場を果たした。持ち味の自在戦でV争いに加わってくるだろう。 最近のガールズ。石井寛に、小林、山原さくら、柳原真緒らグランプリ級のトップレーサーと、野本怜菜、飯田風音、中野咲、日野未来らの力比べは見ものだし、伏兵の台頭も十分。専門誌記者が選ぶ推奨選手
●尾方真生(福岡/118期)
昨年は驚異の71勝、18Vを達成してグランプリにも出場。一方でビッグレースでは物足りない成績だった。今年はビッグで力を発揮することが課題になる。そこは「本人も自覚十分で普段は肩の力を抜いて走るように心掛けている様子で、その分、ここで結果を出す。●小林優香(福岡/106期)
昨年夏場にヘルニアの手術をして2ヶ月欠場。さすがにビッグでは現状を見せ付けられる結果が待っていたが、踏み出してからのスピードの乗り、踏み直しと着実に戻ってきている。世界で活躍した経験値もある。そろそろビッグでも大仕事をや付てのけるか。ヤングの活躍が見ものだ
●宇野紅音(岐阜/124期)●渡部遥(愛媛/122期)●竹野百香(三重/124期)
●久留米競輪
Aは松井優佳と渡部遥の存在が目を引く。渡部は今、最も熱いレーサーだ。昨年11月前橋での逃げ切りVから覚醒し、一気にトップレーサーの仲間入りを果たした。踏み出しの弱さを克服して自信を持って自力で攻めておりV奪取に期待。松井は意外にもまだVがないが、 124期ナンバーツーらしい鋭いタテ攻撃で成績をまとめている。 Bは脚力拮抗。永禮美瑠、高木佑真、永塚祐子がややリードしている感じだが、ルーキー熊谷芽緯、宇野紅音、に注目してみたい。宇野は前々に攻めのレースで好走続きだし、熊谷は124期きっての先行レーサーだ。 Cは124期のトップレーサー竹野百香が主役。先手を奪えれば強靭な粘りで押し切ってしまおう。だが、地元の長澤彩がその前に立ちはだかる。田中まいの機動力も侮れない。
オールガールズクラシックとは
2023年度に新設されたオールガールズクラシック(GI)は、「本格的な」「格式のある」を意味する「クラシック」を名称に使用した、ガールズケイリンにおいて最も格式高いレースです。記念すべき第1回の開催は2023年10月に松戸競輪場で行われ、第2回は4月に開催が移行し、久留米競輪場で行われます。
JKA
オールガールズクラシックの特色は、選手選考で42名が選抜され、女子GIで最多のレース数(6レース制)となり、現在、唯一の女子選手のみによる開催(12レース※)です。
初日にはティアラカップという初日特選に該当するレースが実施され、優勝者には年末に開催されるガールズグランプリの出場権が付与されます。
※選考による6レース【GI】とあっせんによる6レース(2R制×トーナメント)【FII】で実施されます。
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