2/17(土)~2/20(火)の4日間。高松競輪場にて開催される
高松競輪 開設73周年記念 玉藻杯争覇戦G3
レース総評
中四国の選手がこれだけいると「ガッチリ連係」か「割り切って別線」かは番組次第という感じだが、どういうライン構成になっても松浦悠士が中心になるのは間違いない。終わりよければ全てよしではないが、昨年の松浦は苦しい時期を乗り越えグランプリを見事制覇。今年は名実共に日本一を目指して前半戦から飛ばしていく。松浦の連係パートナーは同じ広島の町田大我。巧者の柏野智典や桑原大志が後ろを固めて強力ラインを形成する。
地元の四国地区を引っ張っていくのはニューモンスターの犬伏湧也。昨年は3つのGIで決勝に乗って存在感を示したし、今年は本格的にタイトルを目指す1年になる。犬伏と同タイプの佐々木豪も徐々に調子を上げており、名前の通り“豪”快な走りを披露する。また地元代表の香川雄介にも大きな期待が集まる。いくら競輪界が高齢化になったと言っても、50歳間近でS級上位にいるのは立派。今シリーズは番組にも毎日恵まれそうだし、最低でも決勝には乗りたい。
新田祐大と佐藤慎太郎の名コンビも互角の戦いが可能。今の新田はすっかり自在で、昔みたいな爆発力は期待できないが、絶対に後手を踏まない攻めのレースは頼りになる。追い込みナンバーワンの佐藤も新田とは相性が良く、最後の直線は差す・差さないの勝負に持ち込む。
今年からSS赤パンツを穿く山口拳矢も責任感を持って走る。この開催の前には地元の岐阜で全日本選抜競輪(GI)が行われるし、そこに向けて仕上げた脚の貯金も残っているはずだ。他ではクレバーでスピードもある吉田拓矢、捲り冴える岩本俊介や北津留翼が優勝争いに加わってきそう。
高松けいりん
注目選手
●岐阜けいりん
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