展望
BigBankに猛者が集結!
魂と魂がぶつかり合う激闘を制すのは誰だ2025年1月16日(木)から19日(日)に渡って、大宮競輪場を舞台に大阪・関西万博協賛 東日本発祥76周年 大宮競輪 倉茂記念杯GIIIが開催。新たな発狂と興奮を味わう4日間になること間違いなしだ。新年の大事な一戦を制すのは果たして誰か…。
関東勢はS班平原康多を中心に一丸となって牙城を守る
日本選手権を制してS班に返り咲きを決めた地元のエース・平原康多を中心とする関東勢。その平原は11月の競輪祭で23落18と落車するアクシデントも、気力を振り絞って長丁場を戦い抜いた。年末の大一番であるKEIRINグランプリで強敵達としのぎを削ったあとは、今大会にまずは照準を絞るだろう。同県の宿口陽一、武藤龍星、中田健太、森田優弥など頼れる後輩たちとの地元連係で絆の強さを示す。
また変幻自在な佐々木悠葵やガッツあふれる神山拓弥など実力者が揃う関東勢で一丸となって別線を迎え撃つ。
守澤太志を筆頭に個性豊かなタレントが揃った北日本勢
タレントが揃った北日本勢は、S班に負けずとも劣らない守澤太志のデキが鍵を握りそう。2024年は8月オールスターで決勝に進出するなど存在感は相変わらず。11月四日市記念で落車し、状態が気がかりだったが、競輪祭を82842で戦い抜いただけに大きな問題はなさそうだ。普段は柔和な性格だが、レースになれば献身的な援護で応えるだけに自力選手にとっては頼もしく、他地区にとって非常に脅威となる。
他も鋭い差し脚を持つ大森慶一や和田圭、S級最年長優勝記録保持者の内藤宣彦など一芸に秀でた追い込み陣が多数登場。
輪界屈指の先行屋・S班北井佑季が南関ラインの先導役
6月の高松宮記念杯を制してタイトルホルダーの仲間入りを果たした北井佑季。今や競輪界を代表する先行選手といっても過言ではなく、圧倒的な練習量で培われた脚力は南関地区にとってこの上なく頼もしい。その北井と連係しそうな同県の佐々木眞也は9月に青森記念を制するなど、キャリアハイの活躍を見せており成長が著しい。
その他にはパワー溢れるカマシ、まくりに定評のある根田空史や、千葉支部長の中村浩士など一筋縄ではいかない選手が揃った印象だ。
脅威のスピードは健在!S班脇本雄太が中部近畿勢の要
中部近畿勢では脇本雄太に注目。2024年は3月にウィナーズカップを制すると、高松宮記念杯、サマーナイトフェスティバル、寛仁親王牌、競輪祭と決勝に進出。競輪祭では逃げた寺崎浩平を追走から、番手まくりを放って22年オールスター以来となる8度目のGI制覇を果たした。グランドスラム達成へ残すは全日本選抜のみとなっており、新年初戦となる今大会はGI前の非常に重要な一戦といえる。
福井コンビに岡崎智哉、神田紘輔、中部勢の川口公太朗、伊藤裕貴が援軍に加われば、平原率いる地元勢の前に立ちはだかる大きな壁となりそうだ。
中四国勢は精神的支柱の小倉竜二と町田大我の二枚看板
中四国地区を束ねるのは小倉竜二。20年以上に渡って1班として高いレベルをキープしており、経験に裏打ちされた走りと輪界ナンバーワンと称されるハンドル投げは芸術の域に達している。直近では11月の競輪祭で一次予選失格となってしまっただけに、新年初戦の今大会でリズムを取り戻したいところ。町田大我の機動力も中四国勢にとっては大きな武器となりそう。競輪祭では92995と大敗が目立ったが、その前の11月四日市記念では9141とシリーズ2勝を挙げていた。直近4カ月でホーム回数、バック回数はおよそ20回と先行力は抜群なだけに、躍動感溢れる走りで大宮の500走路を攻略するか。
それ以外にも、好調ムード漂う大川龍二や小川真太郎など個性派も揃っただけに、中四国勢が台風の目になる可能性は大いにある。
成長著しい伊藤颯馬と底力のある嘉永泰斗が率いる九州勢
伊藤颯馬は3月のウィナーズカップでビッグ初決勝を経験。その後もコンスタントに白星を重ねて、直近4カ月の競走得点はおよそ110点と好調をキープしている。逃げ、まくりと状況に応じて使いこなす器用さもあり、九州勢にとっては頼りになる存在。その伊藤よりも一期先輩の嘉永泰斗はこれまで3度のGⅢ優勝実績があり、持ち前の強靭な地脚を生かしたパワフルな走りで今大会も九州の先導役として大いに活躍が期待できる。
またベテラン井上昌己のシャープな差し脚も健在で直線の長い大宮向きだけに人気薄でも軽視は禁物だ。
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