10/3(木)~6(日)の4日間、熊本輪場にて開催される
大阪・関西万博協賛
熊本競輪開設74周年記念G3
火の国杯争奪戦
熊本競輪V展望
近畿結束で脇本雄太本命
8年前に熊本を襲った未曾有の大地震で壊滅した熊本競輪場。関係者の尽力もあって7月にリニューアルオープン。
今年のポスターは書道家、武田双雲氏の力強い書で現在の熊本競輪に相応しい「始動」。以前の滑走路500から高速の400バンクに様変わりした初の記念。2年後の2月には特別(GI)全日本選抜開催も決まり、施設も充実。全国からS級の精鋭108名が集結。
この中から決勝に駒を進めるであろう9名を想定するのは至難の業ですが、これ迄の実績、今年の勢いに地域的なものを元に選びました。
筆頭はS・S脇本雄太(福井)、3年前の東京五輪で燃え尽きた感はありましたが、無理に無理を重ねた代償が重度の腰痛でも世界の強豪と互角に渡り合った脚力は健在。
2番目は2月岐阜での全日本選抜VでS・S奪回を決めたハマのプリンス郡司浩平(神奈川)、特別・記念だけでなく、7車立のFIを走る事でスケールアップ。メンバー・展開に応じて戦法を使い分けるオールラウンダーを目指し奮闘中。
3番目は昨年S・Sに返り咲いた平成の怪物、深谷知広(静岡)、今年はビッグの優勝こそ無くてもグランプリレースは好位をキープして居り、鍛えに鍛えた鉄脚は健在。
4番目は昨年の1年間は4年間維持していたS・Sから陥落したが、これが良かったのか記念・特別で大暴れして立川グランプリ出場を決めた長州の革命児、清水裕友(山口)、その気に成れば何でもやれるが、最大の長所は絶対に凡走しない闘争心、今年は賞金で静岡グランプリはほぼ当確。
5番目は地元輪界のプリンス嘉永泰斗(熊本)、熊本記念は3年前の久留米代替で優勝、これをキッカケに全国区のスターに躍進、現在の目標をGIを獲ってのグランプリ出場を目指して日々努力、残す2つのGI弥彦寛仁親王牌・小倉競輪祭を獲るためにも今回の地元記念は大事。
6番目は昨年の平塚ダービーVで立川グランプリを走ったサラブレッド山口拳矢(岐阜)、今年は現在の処、苦戦を強いられていても能力はズバ抜けて居り、将来的にはグランプリ2度Vの偉大な父(幸二)みたいな追い込み型を目指すかものスピードレーサー。
7番目は抜擢したのは突如として埋もれていた素質が開花した窓場千加頼(京都)、昨年の後半から目立つ活躍をしてたが、3月のウィナーズカップは連日強烈なパワーで優出。8月平塚オールスターの準Vで賞金ランクは前20人をゴボー抜きして、その時点で8位に進出、静岡グランプリは手の届く所に、現在の勢いは誰にも止められない。
8番目は何をやってもそつがないのに、たまにやらかしてしまう魅力溢れる坂井洋(栃木)、すっかり九州の記念は常連に、天性のスプリントを活かした自力で準決突破。
9番目に入れたのは北日本代表、成田和也(福島)、熊本は旧バンクですが2012年3月の日本選手権(ダービー)の覇者、栄冠に輝いてから12年経っても健在なのは不断の努力、オールドファンを魅了する走りで決勝に乗ってくれるものと期待。
以上、9名での展開予想は自分でやっても強い脇本が氏名したのは取手ウィナーズ決勝で任せた近畿の後輩窓場。南関東はすでに静岡グランプリは決めている郡司が前で深谷は番手戦。親交ある清水と嘉永は私生活とレースは別と成り各々が単騎を選択。そこで迷ったのは勝負師成田、南関の3番手も魅力あってもそこは番手戦を身上にして来た事で何かやる坂井を選択。印は自分でやれば単調過ぎて死角ばかりの脇本ですが、窓場が居れば別なので不動の◎。対抗は地元代表嘉永。そして▲は単騎戦は嫌いではない清水。穴と言うより人気を2文するのは郡司に任せた深谷が特注。
●コンドル出版・武田一康
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