3/15(金)~3/20(水祝)の日程でボートレース戸田にて開催される
SG第59回ボートレースクラシック
レース展望
2024年のSGシリーズ第1戦「第59回ボートレースクラシック」が3月15日~20日まで戸田で開催される。戸田でSGが行われるのは2019年のクラシック以来で5年ぶりだ。激しい出場権争いを勝ち抜いてきた52人が春の戸田に集結。新たな情熱がはじけ翔ぶクラシックになる。
V争いを引っ張りたいのは地元の埼玉支部勢。中澤和志、桐生順平、浜田亜理沙、中田竜太の4人が参戦する。
地元のエース格を担うのは桐生順平だ。戸田では記念7優出4Vの実績。2014年ヤングダービー、2017年戸田周年、2022年戸田周年、2023年戸田周年と4つのG1タイトルをこの水面で勝ち取ってきた。次に狙うは地元SG初Vのみだ。桐生にとってクラシックは2015年尼崎大会と2017年児島大会でV歴を持つ好相性のタイトル。春に強い桐生が戸田クラシックで満開の笑顔を咲かせるのか。
中田竜太と浜田亜理沙は夫婦での登場だ。中田は2月の大村戦でオール3連対Vを飾るなど近況リズム上昇ムード。2018年の戸田周年に続く2つ目の地元記念タイトルと、悲願のSG初優出を狙う。浜田は昨年末のクイーンズクライマックスでG1初優出初Vを飾って戸田クラシックの切符を獲得。SG初出場でどんな走りを見せるのか楽しみだ。
中澤和志は予備1位から繰り上がりで出場権を手中に。SGを走るのは2020年ボートレースメモリアル以来で約3年6カ月ぶりだ。戸田では記念6優出2Vと実績申し分なし。2006年の平和島クラシックに続く2回目のSG制覇へ挑む。
遠征勢ではまず土屋智則(群馬)に注目だ。昨年平和島で行われたクラシックで優勝。デビューから約17年4カ月、38歳でつかんだSG初タイトルだった。土屋は春の時期に強く、一昨年3月に常滑周年で優勝、昨年3月に平和島クラシックで優勝するなど、通算35Vのうち実に12Vを3・4月にマークしている。今年も春巧者の力を見せたいところ。西島義則(1997・98年)と吉川元浩(2019・20年)に続く史上3人目のクラシック連覇をめざす。
タイトル奪還を狙うのは遠藤エミ(滋賀)だ。2022年の大村クラシックで優勝。女子史上初のSG制覇という大偉業を成し遂げたのが記憶に新しい。ただ遠藤はあの大村クラシック以降、SGを8節走っていずれも予選落ちと苦戦している。戸田クラシックではまずは予選突破を果たし、2回目のSG優出へ挑戦したい。
石野貴之(大阪)も見逃せない。昨年12月にグランプリで優勝して4年ぶりに黄金のヘルメットを奪還。戸田クラシックではSG連続Vがかかる。クラシックは2021年の福岡大会で優勝するなど4優出1Vの実績。年またぎのSG連覇へ期待十分だ。
勢いに乗っているのは2月の地区選優勝組だろう。戸田クラシックには関東覇者の濱野谷憲吾(東京)、東海覇者の池田浩二(愛知)、近畿覇者の山崎郡(大阪)、四国覇者の田村隆信(徳島)、九州覇者の峰竜太(佐賀)が参戦する。なかでも注目は峰竜太だ。昨年ボートレースダービーでSG戦線に復帰していきなり優勝を飾ると、その後もチャレンジカップで優出2着、グランプリで優出2着とさすがの走りを見せてSG3節連続優出中。戸田クラシックでもV争いの軸となってきそうだ。
その他にも2022年に戸田周年で優勝している馬場貴也(滋賀)や、クラシック優勝2回の松井繁(大阪)、昨年SG優出6回を記録した茅原悠紀(岡山)、2018年浜名湖クラシック覇者の井口佳典(三重)、昨年10Vをマークした白井英治(山口)、2019年に戸田クラシックで優勝している吉川元浩(兵庫)、昨年グランプリシリーズ覇者の深谷知博(静岡)、2月に戸田一般戦で優勝したばかりの前田将太(福岡)などV候補を挙げればキリがない。果たして春の大一番を制して2024年最初のSGウィナーとなるのは誰だ。
●BOATRACE戸田
Vへ導く真の実力者 注目モーター3
昨年7月27日に下ろされた今回のモーター。1月の最終節が終了時、ちょうど半年となる。夏、秋を経て、現在、冬場の条件下で使用されている。加えて11月26日から温水パイプが装着され、機力評価の上下は、当然、見られる。そんな中、トップレーサーが乗れば最低でも中堅上位、調整が合えば上位級になるだろうと思われる10基は8号機、16号機、18号機、20号機、30号機、31号機、40号機、41号機、42号機、46号機。さらにその中で「ベスト3」を挙げるなら8号機、18号機、31号機だ。
8号機 全ての足が良く、誰が乗っても動く!
初下ろしから16人が乗り4優出、2連率は51%で1位。選手の良否に関わらずコンスタントに中堅以上の動きで、節イチの評価を受けた節も何度かある。直近12、1月の6節に限ってみてもかなり噴き、全ての足が良い。18号機 今年に入ってから軽快な動き見せる!
2連率(38%)は全体の19番目だが、1月に入ってからの動きが凄く目立っている。年頭、中澤和志が1号艇で優出(4着)、2節目、秋山直之が準完全V。その後に伏兵・金山立樹、増田弘喜が乗っても軽快だった。31号機 最優秀新人・大澤風葵がパワー絶賛!
BOATRACE戸田
レース足中心の快速機だったが、1月最終節に乗った最優秀新人・大澤風葵は伸びもつけ節イチに仕上げて優出し「選手になって乗った(モーターの)中でも一番かもしれません」と言っていた。31号機の良さを再認識した。
人気ブログランキング