1/19(金)~1/24(水)の日程でボートレース下関にて開催される
開設69周年記念 GI競帝王決定戦
総展望
白井・寺田の地元両雄がフルパワーだ!
白井英治(山口)、寺田祥(山口)の山口支部の両エースがV筆頭。白井は22年、悲願のGP初制覇を果たした。23年はGPに出場できなかったが、24年は心機一転、地元GIからエンジン全開で突っ走る。11月には当地でチャレンジCが開催される。そこを目指して賞金を上積みする。寺田は20年に下関で開催されたメモリアルで2度目のSG優勝を果たしている。56周年と59周年の覇者が3度目の戴冠を狙う。 大阪支部からは松井繁(大阪)、田中信一郎(大阪)、石野貴之(大阪)、西村拓也(大阪)、上條暢嵩(大阪)が出場。23年の当地ヤングダービーで優勝した上條にとって下関はGI初優勝(19年DC)を飾った水面でもあり、相性は抜群だ。 池田浩二(愛知)、馬場貴也(滋賀)、桐生順平(埼玉)も優勝候補に挙げられる。67周年の覇者・馬場は「下関は水が合う」と強調する。桐生は前回68周年の覇者で大会連覇を目指す。 若手では佐々木完太(山口)と定松勇樹(佐賀)に注目。佐々木は山口支部の未来のエース候補。定松は初優勝(22年ルーキーS)の地で大暴れするか。
●尾本恭健『スポーツ報知』
レジェンド今村豊の下関水面解説&注目レーサー
冬場は日中に風が吹きますが基本的には静水面。日没とともに風が穏やかになりナイターレースに適した水面です。私は握っていくことが多かったので下関は得意でした。握る選手にとって静水面は味方になりますので、スピードあるレースを見せてもらいたいですね。 勝手知ったる地元水面で白井英治(山口)が当然主力です。22年にGP制覇し、23年のGPには出場したかったでしょうね。しかし、スタート事故の罰則でSG,GIに出場できなかった分、獲得賞金が足りなかった。白井にとって24年GI初戦が地元。是が非でも勝ちたいと思いますよ。 馬場貴也(滋賀)の捲り差しは天下一品。3コースを走らせたらピカイチです。本人は5コースの方が好きだと言っているそうですが、今一番、センター筋からのレースができる選手でしょう。 桐生順平(埼玉)はターンスピードがあり主力になりますね。ハンドルワークも巧いので、捲りも差しも捲り差しも全てのレベルが高い選手です。 そのほか、今垣光太郎(福井)、池田浩二(愛知)、平本真之(愛知)の調子が上昇中。若手では売り出し中の新開航(福岡)。インから小さく回って常滑GIを勝てたのが良いですね。下関はピットから2Mまで距離があり、ピット離れの良い土屋智則(群馬)もコースが取れるなら面白い存在です。 地元の山口支部は白井を含めて8選手参戦予定です。一致団結して、下関周年タイトルを逃さないで欲しいですね。
今村豊●元ボートレーサー
モータ相場
33号機が10月以降、エース機に急成長!
季節とともにモーターのパワーバランスが大きく変化しています。乗り手に恵まれず低迷していた33号機は、10月の福島勇樹で一気に開花。行き足から伸び足が軽快でオール3連対で優勝しました。続く待鳥雄紀が変わらず行き足からスリット足が良く優出2着。11月ミッドナイトでは坪井康晴が行き足から伸びに加え、ターン回りもスムーズで圧巻の優勝。エース級に大躍進です。 33号機に負けず劣らずの足色を誇るのは、55号機。9月からの7節で5回優出と、バランス型で安定感抜群です。特に11月ミッドナイト準優勝戦では村上純が3コースから捲り差しで、強烈な回り足を披露しました。 この2基を僅差で追うのが、13号機、57号機、72号機。加速力がありレース足も良く高いポテンシャルです。あと脅威の存在は70号機で、11月井上忠政が強力な舟足を武器に2コース捲りで優勝しました。 近況急上昇なのは、40号機。11月大峯豊が実戦足を仕上げ、そのバトンを受けた下條雄太郎が優出2着。出足強力な20号機も中村晃朋が11月ミッドナイトで1分45秒9の好タイムを出しました。 穴目のモーターは、11月ミッドナイトで竹田辰也がギヤケースを交換し、出足が大幅にアップした48号機です。
松野京吾●JLC専属解説者
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