🚴‍♂️東西対抗の伝統戦、高松宮記念杯が岸和田に帰ってくる！
女子GIパールカップとの同時開催で、2025年6月17日（火）～22日（日）は岸和田けいりんが熱い！

近畿勢のエース古性優作＆脇本雄太の最強タッグが、地元の声援を背に頂点を狙う。中四国や南関勢との激突も必見で、毎レースがハイレベルな東西対抗戦に！さらに女子は佐藤水菜、児玉碧衣ら実力者が集うパールカップも開催。
GI制覇へ向けた白熱のバトルとともに、安田美沙子、ザコシ、瀬戸大也ら豪華ゲストによるイベントも満載！

本記事では、注目の選手・展望・イベント情報までまとめてご紹介します。

記事のポイント一覧

第76回高松宮記念杯＆第3回パールカップ2025 概要
V展望│中軸はグランプリ王者地元古性優作
ガールズも東西対決
イベント情報＆来場ゲスト情報まとめ
岸和田競輪場のアクセス・観戦ガイド

第76回高松宮記念杯＆第3回パールカップ2025 概要

大阪・関西万博協賛
第76回高松宮記念杯競輪GI / 第3回パールカップGI

開催日程: 6月17日(火)～6月22日(日)
開催場所: 日本トーターブッキースタジアム岸和田（岸和田競輪）
所在地：大阪府岸和田市春木若松町22-38
アクセス: 南海本線・春木駅から徒歩約6分

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V展望│中軸はグランプリ王者地元古性優作

古性・脇本のS級S班市場最強タッグで万全の近畿勢、立ちはだかる中四国勢・南関東の連係がキーポイント

　伝統の東西対抗戦、高松宮記念杯競輪は今年も岸和田競輪場で開催される。準決までの勝ち上がり戦は東西に分かれて争われるのが最大の特徴。同地区の別線勝負も十分に考えられ、興味深いマッチアップが期待できるのも魅力のひとつになる。

　地元GIで優勝争いの中心となるのは古性優作。昨年は地元同一GI3連覇の偉業を逃しているだけに気合を入れての仕切り直し。グランプリ王者に返り咲いて凱旋知シリーズの意味合いもあり、持ち味を最大限に発揮して場内の声援に応える。今年もタイトル戦線を席巻している脇本雄太とは史上最強のタッグと言っても過言ではない。脇本の圧倒的な仕掛けは相変わらずで、スピードに乗せれば誰にも止められない破壊力。両者の連係が今回も中心となるのは間違いなさそう。この2人に続く存在として寺崎浩平の成長も目を見張るものがある。完全に本格化した走りで近畿ラインに更なる厚みを加える。古性と共に地元GIを盛り上げたい南修二、今年はビッグで活躍が続く村田雅一が固めて行く。

　西日本で打倒近畿の1番手は中四国勢。新S班の犬伏湧也、ナショナルチームで活躍の太田海也が持ち味のスピードを活かして真っ向勝負。清水裕友、松浦悠士の実績、実力を兼ね備える巧者が連係を決めて台頭を狙う。

　九州を引っ張る機動力は山崎賢人、嘉永泰斗。山田英明、庸平兄弟やベテラン荒井崇博は確かな決め脚を誇り、展開が向けばチャンスは逃さない。　山口拳矢、浅井康太の中部勢は混戦となれば勝負強さを見せるか。

　東日本の主軸となるのは郡司浩平が中心の南関勢。郡司と共にS班としてラインを支えるのは岩本俊介。この両者に深谷知広を加えたトリオで今年に入り好連係を重ねている。抜群の安定感を誇る郡司はラインの先頭でも、番手でも最上級の走りで期待に応える。同じ神奈川には松井宏祐、和田真久留、松谷秀幸の存在も大きく、連系のバリエーションが豊富なのも強み。一致団結してより多くの勝ち上がりが叶えば決勝で優位な戦いも望めそう。

　南関と同等の戦力を擁するのは関東勢。ラインの中心として引っ張るのはエース眞杉匠。年々パワーアップしているのみならず、類まれな勝負根性で攻める姿勢を崩さない。精神的な支柱は平原康多。満身創痍の戦いが続いているものの、断然の実績で関東をまとめ上げる。吉田拓矢、佐々木悠葵、高橋築はそれぞれ総合力があり、どのポジションでもラインの役割を果たす。眞杉と同期で切磋琢磨するのは小林泰正、森田優弥。追込みとして自力型を徹底援護する武藤龍星が固める。

　北日本をリードするのは屈指の先行力を誇る新山響平。競技でエース格の中野慎詞と共に果敢に仕掛ける。菅田壱道が両者と好連係を。
岸和田けいりん

※2025.5.23平原康多（42＝埼玉・87期）日本競輪選手会埼玉支部に選手手帳を返納

ガールズも東西対決

　パールカップも予選、準決に分かれて争われる。優勝候補の筆頭は佐藤水菜。競技との両立で少ない出走ながらオールガールズクラシックで逃げ切り完勝を決めて早々にグランプリ切符を手にした。世界選手権ケイリンで金メダルを獲得した脚力は断然で、常に高いパフォーマンスを披露。当大会初出場、初優勝で連続のGI制覇なら、その先には女子初のグランプリスラムが見えてくる。

　元ナショナルチームで佐藤と共に戦った太田りゆ、梅川風子がスピードを競い合う。グランプリ女王に返り咲いた石井寛子、昨年覇者で連覇を狙う石井貴子は総合力を駆使。先行勝負を貫く奥井迪、賞金上位にランクする久米詩は迷いない仕掛けで行く。巧者の小林莉子、荒牧聖未の立ち回りも見逃せない。

　西日本の中心は完全復活を遂げた児玉碧衣。打倒佐藤の1番手として決勝までの勝ち上がりは絶対。クラシック決勝のリベンジに燃える。今年は脅威の勝率を挙げている坂口楓華のパワーアップは明らか。そろそろGIでの実績を手にしたい所。仲澤春香のGI初出走にも注目が集まる。現在はナショナルチーム入りして更なるスピード強化と世界で戦う経験を積んでいて、いきなりの大暴れは十分ありそう。パワフルに駆ける尾方真生が力勝負で台頭を狙う。大舞台で勝負強さを見せる吉川美穂は地元地区としての期待を背負う。ガールズ初期からトップで戦い続ける小林優香、山原さくらや大久保花梨、那須萌美も一撃を狙って行く。