ボートレース住之江では、2025年12月16日(火)〜21日(日) SG第40回グランプリが開催されます。
1年の締めくくりにふさわしい頂上決戦として、グランプリ本体とグランプリシリーズの2本立てで行われ、賞金上位のトップレーサーたちが住之江のナイター水面で激突します。
この記事では、開催概要・シリーズ構成・住之江水面の特徴・イベント情報をまとめて紹介します。
開催概要|SG第40回グランプリ(住之江)
年末の住之江で行われるボートレース最大の決戦「第40回グランプリ」。
獲得賞金上位のみが出場できる、年間チャンピオンを決める“賞金王決定戦”です。

【基本情報】
大会名:第40回グランプリ
グレード:SG
日程:12月16日(火)~21日(日)
会場:ボートレース住之江(ナイター開催)
【レース構成】
●グランプリ(賞金王決定戦)
・トライアル1st:賞金7~18位の12名
・トライアル2nd:賞金1~6位+1st勝ち上がりの6名
・優勝戦:トライアル2ndの上位6名
世界最高クラスの優勝賞金“1億1000万円”を懸けたハイレベルな戦い。
●グランプリシリーズ(賞金王シリーズ戦)同時開催
賞金上位陣のうち、トライアル進出に届かなかった選手が出場。
予選4日間 → 準優勝戦 → 優勝戦という流れで争われ、例年こちらも層の厚い激戦に。
本体グランプリと並行して行われるため、全日程でトップレーサーの走りを楽しめる点が大きな魅力です。
シリーズ展望|今年のSG戦線と注目レーサー

今年も最強で最高なグランプリ!
今年の頂点に立つのは果たして――。まずは、福岡チャレンジC直前までのSG戦線を振り返る。序盤は何と言っても、佐藤隆太郎(東京)のSG2連続Vが凄かった。この偉業の要因には、メンタル面の強さを評価する声が多くあり、初出場に前期F2の不安材料も強い気持ちで跳ねのけるか。
6月の戸田グラチャンでは、池田浩二(愛知)が自身3年ぶりのSGVを飾った。今やキャリアは四半世紀を超えてベテランの域に突入しているものの、まだまだ3度目のGPVは現実的だ。7月は西山貴浩(福岡)が徳山オーシャンCで待望のSG初Vを決めた。艇界イチのお祭り男は、今回も陸の上から自身を鼓舞して臨む。8月は若松メモリアルで、一時はSG戦線からも離れた白井英治(山口)が復活V。2度目のGPVなるかは、まだV歴ない当地攻略が鍵となる。そして、10月の津ダービーは若干26歳の末永和也(佐賀)が大きく弾けた。初のGP出場とはいえ、大師匠・峰竜太(佐賀)もいる環境は心強い。
ほかにも、馬場貴也(滋賀)、茅原悠紀(岡山)、桐生順平(埼玉)ら超SG級の参戦が濃厚。やはりGPは誰ひとりとして見逃せない。
ボートレース住之江
出場予定選手一覧
| 登番 | 級 | 支部 | 年齢 | 選手名 | 概要 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4847 | A1 | 東京 | 31 | 佐藤 隆太郎 | 上半期はSGV2で首位独走 |
| 4418 | A1 | 岡山 | 38 | 茅原 悠紀 | 当地GP初Vへ気合戦 |
| 3941 | A1 | 愛知 | 47 | 池田 浩二 | 3年ぶりSGVで存在感 |
| 4444 | A1 | 埼玉 | 39 | 桐生 順平 | 年間通して抜群の安定感 |
| 5084 | A1 | 佐賀 | 26 | 末永 和也 | GI・SG制し勢い十分 |
| 4320 | A1 | 佐賀 | 40 | 峰 竜太 | 丸亀周年Vで気配上昇 |
| 4262 | A1 | 滋賀 | 41 | 馬場 貴也 | 一時不振も復調ムード |
| 4371 | A1 | 福岡 | 38 | 西山 貴浩 | 徳山OCでSG初V |
| 3897 | A1 | 山口 | 49 | 白井 英治 | メモリアル制覇で復帰 |
| 4719 | A1 | 大阪 | 31 | 上條 暢嵩 | SG初V圏内の実力 |
| 4344 | A1 | 三重 | 40 | 新田 雄史 | 今年の内容はキャリア最高級 |
| 4445 | A1 | 佐賀 | 39 | 宮地 元輝 | 佐賀勢の旋風を牽引 |
| 3779 | A1 | 長崎 | 50 | 原田 幸哉 | 3カド捲りで浜名湖周年V |
| 4573 | A1 | 埼玉 | 37 | 佐藤 翼 | SG優出重ねて戴冠近し |
| 4586 | A1 | 愛知 | 35 | 磯部 誠 | 昨年の雪辱を期す |
| 4851 | A1 | 群馬 | 31 | 関 浩哉 | SG初Vの機運高まる |
| 4013 | A1 | 福井 | 46 | 中島 孝平 | 勢い戻れば脅威 |
| 4686 | A1 | 滋賀 | 34 | 丸野 一樹 | GI戦線で活躍 |
| 4571 | A1 | 徳島 | 37 | 菅 章哉 | 悲願のGI制覇で勢い |
| 3783 | A1 | 福岡 | 49 | 瓜生 正義 | 実力維持で安定感抜群 |
| 4166 | A1 | 岡山 | 43 | 吉田 拡郎 | 機力あれば強烈に攻める |
| 4500 | A1 | 佐賀 | 37 | 山田 康二 | 年間SG出場8回の安定勢 |
| 4337 | A1 | 愛知 | 41 | 平本 真之 | 蒲郡周年Vで急上昇 |
| 4024 | A1 | 三重 | 48 | 井口 佳典 | 6年ぶりSG優出狙う |
| 4848 | A1 | 福岡 | 31 | 仲谷 颯仁 | GI・SG優出で成長著しい |
| 4205 | A1 | 広島 | 43 | 山口 剛 | チャレンジC優勝で勢い |
| 4494 | A1 | 静岡 | 38 | 河合 佑樹 | 終盤戦での爆発力 |
| 4350 | A1 | 福岡 | 39 | 篠崎 元志 | 久々のSGVへ挑む |
| 4524 | A1 | 静岡 | 37 | 深谷 知博 | 住之江でシリーズV歴 |
| 4459 | A1 | 香川 | 39 | 片岡 雅裕 | 昨年はシリーズ途中帰郷 |
| 3716 | A1 | 東京 | 51 | 石渡 鉄兵 | 周年&GII制覇で健在 |
| 3415 | A1 | 大阪 | 56 | 松井 繁 | 下関GIIで全3連対V |
| 4566 | A1 | 福岡 | 37 | 塩田 北斗 | 若松クラシックで優出 |
| 4914 | A1 | 愛知 | 29 | 吉田 裕平 | SG・GI優出続きで台頭 |
| 4030 | A1 | 香川 | 47 | 森高 一真 | マスターズC制覇 |
| 4238 | A1 | 群馬 | 41 | 毒島 誠 | 事故禍の一年も実力健在 |
| 4237 | A1 | 山口 | 42 | 大峯 豊 | 若松SGで準優1枠 |
| 4503 | A1 | 佐賀 | 37 | 上野 真之介 | 愛弟子の活躍刺激 |
| 3946 | A1 | 愛知 | 49 | 赤岩 善生 | 熱いコース取りで魅せる |
| 3854 | A1 | 兵庫 | 53 | 吉川 元浩 | 勝負所で迷わぬ攻め |
| 4932 | A1 | 福岡 | 29 | 新開 航 | 地力向上でSGV圏内 |
| 4831 | A1 | 福岡 | 30 | 羽野 直也 | 2年ぶりSG優出で復調 |
| 4502 | A1 | 滋賀 | 37 | 遠藤 エミ | 紅一点で参戦 |
| 4760 | A1 | 大阪 | 36 | 山崎 郡 | 津ダービー準優6着 |
| 5068 | A1 | 愛知 | 25 | 前田 滉 | 宮島YダービーV |
| 4537 | A1 | 岡山 | 35 | 渡邉 和将 | 地区選&GII制覇 |
| 4504 | A1 | 福岡 | 37 | 前田 将太 | 昨年GP覇者 |
| 4061 | A1 | 福井 | 46 | 萩原 秀人 | 自在戦健在のベテラン |
| 4324 | A1 | 山口 | 38 | 海野 康志郎 | 減量効果で好気配 |
| 4886 | A1 | 岡山 | 29 | 入海 馨 | 20代最後のSGへ |
| 5043 | A1 | 香川 | 27 | 中村 日向 | キャリアハイのV量産 |
| 4266 | A1 | 東京 | 40 | 長田 頼宗 | 15年大会でSG初V |
| 4075 | A1 | 東京 | 44 | 中野 次郎 | 今年初のSG参戦濃厚 |
| 4856 | A1 | 三重 | 29 | 豊田 健士郎 | 伸び悩みも巻き返し狙う |
| 4604 | A1 | 愛知 | 37 | 岩瀬 裕亮 | 4年ぶりの出場で燃える |
| 4468 | A1 | 東京 | 38 | 大池 佑来 | 若手の躍進見て再点火 |
| 4826 | A1 | 大阪 | 31 | 井上 一輝 | 徳山OCでSGデビュー |
| 4477 | A1 | 福岡 | 38 | 篠崎 仁志 | 初Vの水面で調整進む |
| 4397 | A1 | 大阪 | 39 | 西村 拓也 | 年々強まる闘志 |
本体グランプリは「賞金上位×勝ち上がり」、シリーズは「実力者多数×一発大逆転」と、どちらも違った面白さがあります。
水面特徴|ボートレース住之江の傾向と攻略ポイント

住之江は“硬い淡水×プール型”の独特な水面。
ナイターで気温が下がるとモーターが動き、イン有利がさらに強まります。
【住之江の主な傾向】
・淡水で水が“硬い”ためボートが跳ねやすい
・ナイターの後半はインが強く、先マイ有利
・ただし2マークは返し波が残り、逆転も起きる
・地元以外の選手は水面対応が鍵に
基本は「住之江=イン強めの堅め決着」。
ただしシリーズ戦など、序盤の外枠が増える日は波乱含みになることもあります。
基本データ(サマリー)
水質:淡水
流れ・水位変化:なし
チルト角度:‐0.5/0/+0.5/+1.0/+1.5
水面特性:コンクリート護岸に囲まれたプール型水面。工業用水を使用しており水は硬い。
レースの特徴:イン有利な展開が多いが、2マークに引き波が残る。ボートが暴れて逆転劇も多くなる。

イベント情報|SG第40回グランプリ(住之江)
12月16日(火)|オープニング&トライアル1st出場選手インタビュー
・オープニングセレモニー(選手紹介&トライアル1st出場選手インタビュー)
【時間】13:20~
【場所】中央ホール
全出場選手を中央ホールにてご紹介。中央ホール付近にて先着500名にLEDブレスレットを配布。
・福留光帆 トークショー&抽選会
【時間】第6R発売開始(17:05頃)~/第9R発売開始(18:36頃)~
【場所】ステージ:中央ホール/抽選会:中央ホール西側
※開門~第8R発売締切(18:25頃)の間に未確定舟券1,000円分提示で抽選券配布。

12月17日(水)|本郷奏多トークショー
本郷奏多トークショー&抽選会
【時間】第6R発売開始(17:05頃)~/第9R発売開始(18:36頃)~
【場所】ステージ:中央ホール/抽選会:中央ホール西側
※抽選券配布条件・時間帯は16日と同様。

12月18日(木)|トライアル2nd出場選手インタビュー&小籔千豊トークショー
・トライアル2nd出場選手インタビュー
【時間】13:50~
【場所】中央ホール
・小籔千豊 トークショー&抽選会
【時間】第6R発売開始(17:05頃)~/第9R発売開始(18:36頃)~
【場所】ステージ:中央ホール/抽選会:中央ホール西側
※抽選券配布条件・時間帯は公式案内に準拠。

12月19日(金)|EXILE NAOTO トークショー
・EXILE NAOTO トークショー
【場所】中央ホール
(Quick Japan presents のトークショーイベント)

12月20日(土)〜21日(日)|キャンペーン&ファミリーイベント
・GRANDE5 グランドスラムカウントダウンキャンペーン
【時間】開門~12R発売締切
【場所】北コンコース
豪華賞品が当たる抽選会に加え、グランドスラム達成ボードや優勝メダルレプリカなどのフォトスポットも設置。
・ぼーちゃんとれいちゃんと遊ぼう ワクワクこどもみらいランド
【時間】開門~19:00
【場所】北コンコース
子ども向けの体験型イベントとして、遊びながらエコを学べるコンテンツを用意。
12月20日(土)|飯尾和樹&坂上忍イベント
・飯尾和樹 トークショー&抽選会
【時間】第6R発売開始(17:04頃)~
【場所】中央ホール
※開門~第5R発売締切(16:53頃)の間に未確定舟券1,000円分提示で抽選券配布。

・坂上忍の「やっぱドカーンといかなきゃダメでしょう!」
【時間】第7R発売開始(17:32頃)~第12R発売締切(20:40頃)
【場所】中央ホール
こちらも抽選会付きのイベントとして実施。

12月21日(日)|最終日イベント&表彰セレモニー
・オリジナルマフラータオル抽選会
【時間】開門~12R発売締切
【場所】中央ホール西側
LINEで参加できるオンライン抽選会で「当たり」が出た方に、未確定舟券1,000円分+景品受取画面の提示でオリジナルマフラータオルを進呈(なくなり次第終了)。
・シリーズ戦優勝戦、グランプリ優勝戦出場選手インタビュー
【時間】13:50~
【場所】中央ホール
・笹野高史 トークショー&抽選会
【時間】第6R発売開始(17:02頃)~
【場所】中央ホール

・シリーズ戦優勝者表彰セレモニー
【時間】第12R発売中
【場所】中央ホール
・グランプリ表彰セレモニー
【時間】第12R終了後
【場所】中央ホール
アクセス情報|ボートレース住之江への行き方

所在地
大阪府大阪市住之江区泉1-1-71
最寄駅(徒歩)
・地下鉄四つ橋線 住之江公園駅 … 2号出口から徒歩約3分
※駅から場内までほぼ直結で、もっとも便利
電車でのアクセス
・大阪メトロ四つ橋線「住之江公園駅」下車
・南海本線「住ノ江駅」下車 → 徒歩約15分 or 市バスで住之江公園駅へ
車でのアクセス
・阪神高速15号堺線「住之江IC」から約5分
・阪神高速湾岸線「玉出IC」から約10分
※駐車場あり(混雑時は満車の場合あり)
バス
・大阪シティバス「住之江公園」下車すぐ
特徴
・駅近でアクセスしやすく、ナイター開催日は帰りも便利
・初めての来場者でも迷いにくい導線設計
【まとめ】

SG第40回グランプリは、トップレーサーたちの技術と覚悟がぶつかり合う年末最大の決戦です。住之江ならではの水面特性やトライアル方式が結果を左右し、毎年ドラマが生まれる舞台でもあります。
会場ではトークショー、抽選会、フォトスポットなど、イベント面も充実。レース観戦だけでなく、グランプリ全体の“お祭り感”を存分に楽しめる6日間です。



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