7/10(水)~15(月)の日程でボートレース津にて開催される
G2 第6回全国ボートレース甲子園
総展望&水面解説
各都道府県の代表がガチ対決!
各都道府県の代表選手が覇権を争うGII全国ボートレース甲子園。令和元年に浜名湖(優勝は今垣光太郎)でスタートした本大会は、三国(峰竜太)、丸亀(毒島誠)、下関(深谷知博)、尼崎(片岡雅裕)と深紅の大優勝旗が受け継がれ、第6回大会は三重県・津で開催。過去の覇者はグランプリレベルの面々が並ぶが、一般戦のたたき上げが下剋上を果たすか、それこそが大会の肝である。今回初代表を射止めた9選手にはその役割を担ってもらいたい。優勝争いの本命グループは峰竜太(佐賀)、白井英治(山口)、毒島誠(群馬)、馬場貴也(京都)などのトップレーサーになるが、近況の充実度で行くなら今年の名人位へ輝いた菊地孝平(岩手)。深谷知博(静岡)、磯部誠(愛知)、池田浩二(愛知・施行者希望枠)ら東海勢もV最前線への突入が必至。まだ歴史が浅いせいもあるが、地元Vはまだ達成されていない。豊田健士郎(三重)は地元V一番乗りと同時に、特別戦初タイトルの野望へ挑戦だ。
夏場は穏やかな「荒れない」水面。
「冬場は荒れて中止順延」と、選手のみならずメディア、ファンからも荒水面というイメージを持たれている。だが甲子園の行われる初夏、いや真夏と言って差し支えないこの時期は、海側からの穏やかな追い風が主流になり、波立つことはまずない。津の看板選手である新田雄史が「夏は荒れないから逃げやすくなる。水面のサイズ的に広すぎず狭すぎずだから、外コースでも伸びに寄せれば勝負になる」と、単なる逃げ差し水面ではないことを強調。昨年12月に新競技棟が完成。競技棟側の本番ピットは2Mまで106mとなっておりピット離れは必須アイテムだ。昨年8月のレディースC時に使用していた横から飛び出すピットは2M後方へ移動し、強風時に使用する予備ピットとなっている。
高橋亮考『中日スポーツ』
これがBOATRACE津のモーターの『今』
エースモーターは文句なしで22号機!
昨年12月から使用されているモーターですが、2連率40%超えが4基あります。ただ、この4基の最近の評価は、明暗がはっきりとわかれます。まず、押しも押されもせぬエースモーターの22。選手のランクに関係なく仕上がり、文句なしのSクラスと断言できます。59もバランスが常によく、出足と回り足を中心に上位級のパワーを誇っています。逆に、46と72。近況は決して良くありません。平凡なアシで終わることが多く、中堅くらいまでの仕上がりです。BR甲子園までに機力が好転する可能性がないとは言えませんが、現段階では2連率の数字を過信することは禁物。これは、トップ20のモーターについても、同様な視点で見る必要があります。
一方、2連率が上位でなくても、楽しみなモーターが多数あります。16、24、25、26、33、36、39、54、60、70は大化けする底力を秘めています。BR甲子園開催直前のレースをライブやリプレイでチェックして、モーター相場を確実に把握しておくことが大切です。
浅香登『ボートレース津専属解説者』
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