5/31(金)~6/5(水)の日程でボートレース住之江にて開催される
開設68周年記念 GI太閤賞競走
GI太閤賞 見どころ狙いどころ
3月の67周年から2か月後の68周年!主役は誰だ?!
瓜生正義が2021年の住之江グランプリ以来となる特別戦Vを飾った3月の67周年に続き今年2度目の太閤賞が行われる。瓜生は不在だが、全国各地の強豪が再び住之江に集結して覇を競う。
今度こそと燃える石野が優勝候補!
初日・千成賞、2日目・関白賞に出場するドリーム組がシリーズを引っ張る。その筆頭は昨年自身 2度目のグランプリ(住之江)制覇を成し遂げた “浪速のエース” 石野貴之(大阪)。大会連覇を狙った67周年は準優 3着に敗れており、「今度こそは」と燃えているはず。まずは1号艇で臨む初日ドリーム戦を制して大会 3度目(当地GⅠは 4 度目)のVへ弾みをつける。 石野同様、昨年の当地グランプリ組でドリーム戦に出場する 毒島誠(群馬)、馬場貴也(滋賀)、山口剛(広島)、菊地孝平(静岡)、深谷知博(静岡)もシリーズを盛り上げる。中でも今年3 月の戸田クラシックで8度目のSG優勝を飾った毒島の勢いは十分。ナイターSG6冠の “ナイターキング”が当地GⅠ初Vを狙う。
近況好調勢の活躍も見逃せない!
“浪速のプリンス” 上條暢嵩(大阪)は今年1月の下関69周年で3回目のGⅠVを達成。予選3位で突破した当地67周年は優出4着で地元タイトル初Vこそ叶わなかったものの、今回も活躍の期待が膨らむ。3月唐津ダイヤモンドCを制した 西山貴浩(福岡)や SG12 冠の実績を誇る王者・松井繁(大阪)も優勝争いに絡む。
ドリーム 組以外にも好メンバーがズラリ。昨年のグランプリ戦士の片岡雅裕(香川)もV戦線を賑わしそう。さらに今年の尼崎・近畿チャンプに輝いた 山崎郡(大阪)や 3月の尼崎71周年覇者の 島村隆幸(徳島)も勢い十分。秦英悟(大阪)、西村拓也(大阪)、小池修平(大阪)、上田龍星(大阪)の地元勢や、3月の当地前回戦で Vを飾っている上野真之介(佐賀)も侮れない。
「サンケイスポーツ」◆渡辺宏幸
モーター解説
初下ろしから2ヶ月!「住之江」を知る男のモーター解説
使用2節目となった3月の太閤賞 67 周年までを分析してみます。 まだ未使用のモーターもありますが、使用した中でエース機候補を3つ挙げるなら 32 号機、36号機、38 号機です。32 号機と 36 号機は総合的なバランスが良く、67 周年で上條暢嵩 (大阪) が乗った 38号機は、優勝した瓜生正義 (福岡) の 53号機よりも気配は圧倒的に上でしたね。その他では伸び型の 24 号機や、62 号機も良いですよ。出足が良かった80号機も伸びが揃えば面白いです。12号機、27号機、65号機と、優勝戦の外枠3基も良かったですね。
例年の住之江のモーター相場をお話しすると、温水パイプ ( 以下、パイプ ) の取り外しで足色がすごく変わります。昨年の2連率トップだった16 号機は、パイプが外れて勝率を落としました。石野貴之 (大阪) は、GWにパイプがついていた 88 号機をとんでもない足に仕上げて優勝し、GPでも引き当て優勝しましたね。大きな部品交換があると動きは変わりますが、それさえなければGPの前にはパイプもつくので新モーターの動きは参考になります。新モーターの特徴として回転の上がりの悪さがありますが、素性の良いモーターの判断材料としては、直線で出ているかが一番わかりやすいでしょう。この時点でスリット近辺から伸びにかけて良いモーターに悪いのはありません。
また、住之江は回転を上げないといけない場です。パワーがあれば調整のゾーンが広いですが、悪いモーターで回し過ぎるとスカスカになり、ギリギリに持って行くのが難しいです。乗りにくいから回転を止めたくなりますが中途半端が一番ダメで、振り切って回せた人が良いとこにハマったりします。選手コメントで回転を上げている人に注目してみるのも良いと思います。GⅠではピンポイントでモーターの良さを引き出してくるので、68周年を終える頃には一定の相場が出るでしょう。
厳選!エース候補ポテンシャル機
32号機
実戦向きのバランス型
現状で一番エースに近い。そこまで伸びないが、トータルバランスが良く、レースに行ったら出ている実戦型。36号機
総合的なバランスが良い
初下ろし優勝機で、回転を止めてパンチを求めるより、回転を上げてバランスの良さを活かしたほうが良さそう。38号機
野添貴裕の【住之江】モーターゼミナール
67周年で圧倒的気配
初下ろしでも良さそうだったが、67周年で上條暢嵩( 大阪 )がスリット近辺の足を引き出し、メチャクチャ出ていた。
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