レース展望
波にのっている王者・松井がVへ
波に乗り出した松井繁(大阪)を、まず挙げないわかにいかないでしょう。優勝したお盆戦は予選最終日の1号艇から舟足が変わり、優勝戦はフライング艇がありましが動じることはありませんでした。直近の津周年を優勝して、グランプリ出場も視野に入ってきています。
馬場貴也(滋賀)も優勝候補ですが、太田和美(大阪)、田中信一郎(大阪)と、やっぱり僕の同期2人も住之江は気持ちが違いますからね。太田は今大会を過去6回優勝しています。回転も上がり出す時期なんで、パンチがつくと手がつけられないですね。その点では石野貴之(大阪)も、大胆な調整でエンジンを出してくると思います。山崎郡(大阪)も頑張ってほしいですね。
上野真之介(佐賀)は住之江8月戦で仕上げきれませんでしたが、その経験を活かせば面白いと思います。
[賞金バトル] 昨年GP覇者・石野が正念場
1ヶ月後のSGグランプリを見据える大会になるでしょう。優勝賞金の1100万円があれば賞金ランク30~40位台の選手も十分チャンスがあります。
地元の松井にとっては大事なシリーズになります。石野は正念場で気持ちが入ると思いますし、スイッチが入った時は誰も止められないですよ。湯川浩司(大阪)だって一発逆転の可能性はあります。走り方の難しい2Mの攻略法を知る大阪勢にとって、今大会がこの時期になるのは大きいと思いますよ。
目の前の優勝を狙わなきゃならないメンバーが揃っていますが、安全圏の選手はグランプリのためのプロペラ調整もやるでしょうね。気温も違うけど、方向性は大筋変わりませんから。引いたエンジンによってシリーズに対する向き合い方がガラッと変わってくると思います。
モーター相場 56・62・53が好パワー
現状は56が圧倒的にナンバーワンで、63 53と、この3つが抜け出している感じですね。どれも伸びが良いです。今のモーターは伸びを良くするのが難しく、特にGIは直線勝負になりますから、この3基には注目です。36 23 は怪しい感じですが、実績はあるので注意。
最近はセット交換が注目されていますが、住之江でもセット交換で良くなった園児もあります。上位機の62 や 15 67 76 も上昇しました。
野添貴裕
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