4/20(土)~4/23(火)の4日間、西武園競輪場にて開催される
令和6年能登半島地震復興支援競輪
大阪・関西万博協賛
開設74周年記念ゴールドウイング賞G3
レース展望
近畿のSSコンビが中心
4月20日から令和6年能登半島地震復興支援競輪・大阪・関西万博協賛・開設74周年記念「ゴールド・ウイング賞(G3)」が、4日間のシリーズで幕を開ける。西武園にとっては、21年以来、3年ぶりの記念開催。S級S班5人をはじめ、豪華なメンバーがそろい、初日から手に汗握るバトルが展開されることは間違いない。
S班2人を擁する近畿勢が、シリーズの中心になる。脇本雄太は3月のウィナーズカップで22年のグランプリ以来となるビッグレースを制した。昨年の落車の怪我からなかなか調子が戻らず、今年に入っても1月に落車に見舞われた。それだけに不安をかかえるなかで、窓場千加頼の番手からウィナーズカップを優勝したことは1つのキッカケにもなりそうだ。ウィナーズカップ決勝では北井佑季との併走をこらえたように、機動力一辺倒ではなく位置取りなどのテクニックも向上している。
ウィナーズカップでも脇本とワンツーを決めた古性優作は、ハイレベルで安定した戦績を残している。今年は和歌山、松山記念を制して、直前の川崎記念でもコンディションが一息のなかで優出。しっかりと成績をまとめた。村上博幸、稲川翔がいて強力な布陣もできあがりそうで、近畿勢の牙城を崩すのは容易ではない。
昨年2冠に輝いた眞杉匠が、関東勢をリードしよう。1月に練習中の落車による怪我で今年のスタートは出遅れたが、徐々に復調気配を見せている。ウィナーズカップでは落車の憂き目をみたが、続く川崎記念では成績以上の動きだっただけに悲観する必要はないだろう。
地元勢は昨年9月の立川で同期の眞杉の番手から記念初優勝を飾った森田優弥や宿口陽一、武藤龍生らがいる。4月の宇都宮を終えた段階で、まだ今年は優勝のない平原康多だが、西武園記念は3Vの実績。地元勢では平原だけが、西武園記念での勝ち方を心得ている。今シリーズも若手を盛り立てながら、自身もその波に乗っていきたい。
S班に返り咲いた深谷知広は、昨年末のグランプリでは単騎で圧巻のまくりを披露した。持てるパワーは輪界でも指折りで、昨年後半あたりからは番手での立ち回りも安定してきた。今シリーズはメンバー的にラインの先頭での戦いが主になりそうで、和田健太郎、鈴木裕らと息を合わせてラインでの上位独占を目論む。
戦力的には豊富とは言えない中部勢だが、それでも山口拳矢は魅力が十分にある。昨年5月に単騎でダービーを獲って初戴冠。その後は落車の影響で本来のスピードが見られない場面が多いが、軽視はできない。
14年に西武園記念を優勝している山崎芳仁は、いまだ自力健在。竹内智彦らとのベテラン連係で見せ場をメイクしたい。島川将貴、阿竹智史、河端朋之の中四国勢や荒井崇博、園田匠の九州勢は、展開次第にはなりそうだが目が離せない。
西武園競輪
人気ブログランキング