12/21(木)~12/24(日)の4日間。玉野競輪場にて開催される
広島競輪開設71周年記念in玉野
ひろしまピースカップG3
レース総評
直後にKEIRINグランプリ2023が控えているため、脇本雄太の名前がここにあるかは微妙だが、出場するなら当然主役で日本一の脚力を披露する。落車の怪我も徐々に良くなり、11月からは実戦の舞台に帰ってきたし、あとは結果を出していくだけだ。脇本のサポート役はタテ型マーカーの稲川翔と東口善朋。3人が一緒になったときにどっちが番手でどっちが3番手かは分からないが、今までの流れから稲川が番手を回るのが自然だろう。
脇本とライバル関係にある新田祐大も意地を見せたい。今年は前半戦からヨコの動きを積極的に取り入れ、意外性プラス自在性のニュースタイルがすっかり定着。あの予測不能な走りは新田オリジナルで、他の選手には真似できない。北日本からは新田と同級生の守澤太志も参戦するので、SS同士の格上連係も見どころのひとつ。
今シリーズは『広島記念in玉野』ということで、この大会にかける思いは広島の選手が一番。特攻隊長は町田太我で、大川龍二、池田良、才迫開、竹内翼と5人のS1戦士が盛り上げていく。また開催地の岡山からも河端朋之、晝田宗一郎といった機動型がエントリーされており、個の力では劣るがラインの力で抵抗する。
松井宏佑と和田真久留の神奈川コンビも良い勝負が期待できそう。両者共に良いときと悪いときの差が激しいが実力は十分。特に和田は郡司浩平と同じくらいのポテンシャルと昔から言われているし、ここでしっかり走って、もうワンランク上に行きたい。
一時期は「タイトルに近い男」と言われた山田庸平も優勝候補の1人。キレキレだった頃と比べて近況はやや物足りないが、捲ったり、捌いたり、変幻自在な攻めで存在感をアピールする。
●広島競輪
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