2026年の競輪界をけん引する「S級S班(SS班)」9名が発表されました。
KEIRINグランプリ2025出場予定のトップレーサーたちが、12月27日から“赤いパンツ”を身にまとい、新シーズンの主役として走り出します。
4年ぶりにS級S班へ返り咲いた吉田拓矢、念願の初選出を決めた寺崎浩平・嘉永泰斗・阿部拓真・南修二、そして古性優作・眞杉匠・郡司浩平・脇本雄太らおなじみのスターたち。
この記事では、2026年S級S班の仕組みと9選手の顔ぶれ、そして彼らが主役となる2026年のビッグレース日程まで、コンパクトに整理してお届けします。
S級S班とは?2026年競輪トップ選手の概要
S級S班(SS班)は、約2200人いる競輪選手の中で「その年のKEIRINグランプリ出場予定選手9名」のみに与えられる最高ランクです。
- 対象:KEIRINグランプリ2025出場予定選手9名
- 適用開始:2025年12月27日節からの約1年間
- 権利:赤いレーサーパンツ(いわゆる“赤パンツ”)の着用、番組上の優遇など

グランプリ・GI・GIIを中心に、
「一番重い勝負を任される存在=S級S班」
という位置づけで、2026年シーズンの車券戦略を考えるうえでも欠かせないメンバーです。
2026年S級S班9名は以下のとおりです。
- 脇本雄太(36歳 /福井・94期)
- 吉田拓矢(30歳 /茨城・107期)
- 寺崎浩平(31歳 /福井・117期)
- 嘉永泰斗(27歳 /熊本・113期)
- 阿部拓真(35歳 /宮城・107期)
- 古性優作(34歳 /大阪・100期)
- 眞杉 匠(26歳 /栃木・113期)
- 郡司浩平(35歳 /神奈川・99期)
- 南 修二(44歳 /大阪・88期)

2026年競輪S級S班9名の顔ぶれと注目ポイント
ここからは、9選手それぞれの「脚質・最近の実績・2026年の注目ポイント」を簡潔に押さえていきます。
・脇本雄太(わきもと ゆうた/福井・94期)

2026年S級S班:4年連続7回目の選出。
世界レベルのスピードと持久力を誇る「絶対的パワー型」。豊橋・全日本選抜、高松宮記念杯など2025年もビッグタイトルを勝ち切り、依然として“SSの軸”といえる存在です。
先行主体でも、カマシ捲りでも他をねじ伏せる脚力は健在で、2026年もGIでの番組・展開の中心となることは間違いありません。
・吉田拓矢(よしだ たくや/茨城・107期)

2026年S級S班:2021年以来、4年ぶり2回目。
名古屋・日本選手権を制してグランプリ切符を獲得した“関東のエース”。鋭いタテ脚と自在性を併せ持ち、ラインの番手からでも自力でも戦えるのが強みです。
“返り咲きSS班”として迎える2026年は、グランプリ制覇と年間MVP級の活躍を狙うシーズンになりそうです。
・寺崎浩平(てらさき こうへい/福井・117期)

2026年S級S班:初選出。
函館・オールスターを制して一気にスターダムに躍り出た新世代のスプリンター。徹底先行からの押し切りだけでなく、スピードを生かしたカマシ捲りも強烈です。
同郷の脇本とともに「福井2枚看板」として、GI決勝での近畿ラインの主役を担う存在になれるかが見どころです。
・嘉永泰斗(かなが たいと/熊本・113期)

2026年S級S班:初選出。
前橋・寛仁親王牌を制し、一気にSSの座をつかんだ次世代スター。スピードに乗ったロング捲りと、最後まで脚色が落ちない持久力が武器です。
九州地区の中心格として、2026年は日本選手権や競輪祭でどこまでタイトルを重ねられるかが焦点になります。
・阿部拓真(あべ たくま/宮城・107期)

2026年S級S班:初選出。
小倉・競輪祭でGⅠ初制覇を飾り、一気にグランプリ&SSまで駆け上がった東北の新エース。タテ脚主体の自力型で、思い切りの良い踏み出しが魅力です。
東北勢の中心として、新山響平不在の2026年にどこまで存在感を増すかが注目ポイントです。
・古性優作(こしょう ゆうさく/大阪・100期)

2026年S級S班:5年連続5回目。
自在に立ち回る“トータルバランス最強型”。伊東・ウィナーズカップなど2025年もビッグレースで存在感を発揮し、グランプリ常連としての安定感はさすがです。
レースの流れを読むセンスと、勝負所の一瞬のキレは2026年もトップクラス。脇本との近畿連係も引き続き要チェックです。
・眞杉匠(ますぎ たくみ/栃木・113期)

2026年S級S班:3年連続3回目。
パワフルな先行・捲りでレースを動かす関東の若きエース。玉野・サマーナイトフェスティバル制覇など、ナイターや短期決戦でも強さを見せています。
GIタイトル奪取とグランプリ制覇へ、2026年は“結果”をさらに求められる1年になりそうです。
・郡司浩平(ぐんじ こうへい/神奈川・99期)

2026年S級S班:2年連続6回目。
関東・南関東ラインの要として長くトップ戦線にいる自在型。安定感あるタテ脚と位置取りの巧さで、全日本選抜や競輪祭でも常に優勝候補に名前が挙がります。
2026年は“地元・平塚開催のダービー&翌年以降のGP”も視野に入るシーズン。関東勢をまとめるリーダーとしての走りにも注目です。
・南修二(みなみ しゅうじ/大阪・88期)

2026年S級S班:初選出。
共同通信社杯を制して悲願のSS入りを果たしたベテラン。長年S級一線級として戦ってきた経験値と、ここ一番での勝負強さが魅力です。
40代半ばにして初の“赤パンツ”というストーリー性も含めて、2026年シーズンの「物語性のある一人」として注目を集めることになりそうです。
2026年S級S班 注目ビッグレーススケジュール
S級S班の9名が中心となって争う2026年の主なGP・GI・GII日程を、ざっくり押さえておきましょう。
- 2月20日〜23日:第41回 全日本選抜競輪(GⅠ)/熊本
- 3月19日〜22日:第10回 ウィナーズカップ(GⅡ)/防府
- 5月1日〜6日:第80回 日本選手権競輪(GⅠ)/平塚
- 6月16日〜21日:第77回 高松宮記念杯競輪(GⅠ)/岸和田
- 7月17日〜20日:第22回 サマーナイトフェスティバル(GⅡ)/高知
- 8月11日〜16日:第69回 オールスター競輪(GⅠ)/松山
- 9月18日〜21日:第42回 共同通信社杯競輪(GⅡ)/富山
- 10月9日〜12日:第35回 寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GⅠ)/弥彦
- 11月18日〜23日:第68回 朝日新聞社杯 競輪祭(GⅠ)/小倉
- 12月28日〜30日:KEIRINグランプリ2026シリーズ(GP/GⅡ)/いわき平
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2025年SS班からの入れ替わりとトピックス
2025年は、
・北井佑季のドーピング違反による降格と犬伏湧也の追加選出
・平原康多の在籍中引退と松浦悠士の途中昇格
など、S級S班をめぐるニュースが非常に多い一年でした。
その激動の2025年を経て、2026年は次のような入れ替わりが起こっています。
- 新たにSS入り:吉田拓矢(返り咲き)、寺崎浩平、嘉永泰斗、阿部拓真、南修二
- SS残留:脇本雄太、古性優作、眞杉匠、郡司浩平
- SSから陥落:新山響平、岩本俊介、松浦悠士、犬伏湧也、清水裕友
若手〜中堅の台頭と、実績十分なベテランの奮起が交錯するメンバー構成で、
「誰が2026年の主役になるのか」
という点でも、例年以上に読みがいのあるシーズンになりそうです。
まとめ|2026年SS戦線の見どころ

2026年のS級S班は、
がバランスよく混ざり合った“顔ぶれの濃い”9名となりました。
全日本選抜や日本選手権、高松宮記念杯、オールスター、競輪祭、そして年末のグランプリまで――
SS班の動向を押さえておけば、2026年シーズンのレースもより立体的に楽しめるはずです。



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